スッキリがアイヌ差別を謝罪【脳みそ夫アナウンサーとMCだけ】

 

今月の13日にHuluで流れるアイヌ民族についてのドキュメンタリーを朝の番組「スッキリ」が昔からある民族差別用語を堂々と放送した問題で、本日15日に謝罪がありました。

 

発端となったアイヌ民族差別ギャグについてはこちらの記事で詳細が書かれています。

⇒ 芸人の脳みそ夫にも非あり?「とりあえず」の謝罪にネット炎上

 

差別ギャグが爆発的に炎上したため、日本テレビは夜の番組にてアナウンサーがスッキリでの差別的・不適切表現について謝罪しましたが、企画と関係ない人物の短い謝罪だったために火に油を注ぐ事態となってしまいました。

 

この記事では週末明けた15日にこの事態への対応をテレビや番組制作に関わったどの人物が行動をとったかについて解説していきます。

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スッキリがアイヌ差別ギャグを謝罪

最大の問題となったアイヌ民族差別のギャグ動画はこちらの記事で見ることができます。

⇒ 脳みそ夫、スッキリでアイヌ差別ギャグ【ユーチューブで謝罪か】

 

脳みそ夫さんが運営するユーチューブで謝罪動画は無かったものの、彼自身のツイッターで直筆の謝罪文を投稿したのが上記のツイートとなります。

 

なぜユーチューブではなくツイッターを謝罪の場にしたかの理由は、

  • ユーチューブで脳みそ夫さんの企画(シリーズ)の勢いを失いたくなかったから
  • 何が差別にあたったのかいまいち理解できていないから
  • 動画で詳しく話すと舞台裏などのボロが出てしまう可能性があるから

とも邪推することができます。

 

また月曜日のスッキリでは冒頭で水卜麻美アナウンサーが「アイヌの人々を傷つけることになってしまったのは認識が足りなかったから」と述べ、北海道出身のMCである加藤浩次氏も「オンエア時に即座に対応できなかった」旨謝罪する流れとなりました。

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謝罪したのは脳みそ夫、水卜アナ、加藤アナだけ

上記が15日月曜日に放送されたスッキリでの謝罪になります。上のツイートに写っているのは水卜アナで、2番目のツイートではMCの加藤浩次氏が語っています。

 

アイヌ民族は日本から弾圧・差別を受け続けるという悲しい面のある歴史を持ちます。
「アイヌ」というのはアイヌ語で「人間」を意味し、それを日本語で「犬」という侮辱表現にも使われる動物まで品位を下げる内容を現代でも平気でギャグとして放送したのが、「無知や認識が無かったの一言では許されない」と今でもネットでは怒りの声が相次いでいます
北海道出身のMCも「とっさに対応できなかった」というのは、北海道では今もなお全く同じ表現でアイヌの人々への差別が日常化しているので差別に当たると考えることができなかったという意味にも取れます。
脳みそ夫やアナウンサー、MCだけではなく、最終的にOKが出されるまで企画書に目を通した全ての大人が勉強不足だったことになります。これが現状であり、大人の世代までもが平気で差別内容を放送してしまうのであれば次の世代は国内・国際的に進出しても世界で恥をさらすことになります。
この度の事件はどのような対応が理想なのでしょうか。

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社長やスッキリのプロデューサー・ディレクターは謝罪なし

アイヌ民族は「日本人とは違う」アイデンティティーの一つです。

 

国内の問題であることと、相手がマイノリティー(少数派)だからこそ謝罪に番組・企画の総合責任者が謝罪に未だに出てきていないと受け取る事もできます。

 

次の世代への注意喚起、呼びかけとしても日本テレビの社長である大久保好男氏を含め、同じく執行役員の小杉善信氏と杉山美邦氏が謝罪会見を設け、

  • 自分たちがどういった経緯で何をしてしまったのか
  • どうすればこの問題を防げたのか
  • 今後の差別表現や番組の方向性についての指針

を詳しく説明した後にアイヌの人々を含め国民に頭を下げるべきという声もネットで見ることができます。

 

差別はされた事がある人でないとわかりませんが、謝罪会見を開くだけ紛争を招きうる大事なのです。

 

次の世代へのメッセージとしても、ここまで正式にやり遂げる大人を見て初めて記憶に残る内容やニュースとなるでしょう

スッキリがアイヌ差別を謝罪【アナだけ】まとめ

アイヌ女性のドキュメンタリーの宣伝として差別的・不適切なギャグを朝の番組の「スッキリ」が放送してしまった事件に対し、芸人の脳みそ夫とスッキリの冒頭でアナウンサーとMCから謝罪の言葉がありました。

 

ネット上では直接ドキュメンタリーの宣伝企画に関わった人物がなぜ謝罪するのか、オンエアをOKした責任者や放送局の社長が謝罪しないと意味が無いとの声がまだネットに溢れています。

 

テレビで平気で差別をギャグとして放送する多くの大人をただの「勉強不足」、「認識が甘かった」で済ませることは許されないという意見もあります。

 

次の世代につないでいき誰もが安心して視聴できる番組作りのためにも、責任者の謝罪会見が最も誠意のこもった対応といえるかもしれません。

 

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