【英語でなんていう】神対応と塩対応をネイティブが表現

 

神対応と塩対応。

公の場で突然のハプニングが起こった時、人がとっさに取る行動の両極を表します。

 

機転を利かせ、自分よりも他人を優先するか、それとも自分の不愉快な感情をあらわにするか

現代社会ではいつ誰に動画を撮られているかわからないため、有名人だけでなく一般人である私たちも注意が必要です。

 

英語では神対応と塩対応はなんていうのでしょうか?

海外ではセレブニュースが常に流れているので、日本よりも彼らの行動はたちまち拡散されます。

 

この記事ではネイティブに聞いたそれぞれの英訳や英語の表現、スラングを紹介していきます。

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神対応を英語でいうには【ネイティブ表現】

 

日本で直近の神対応はこちらのアスリートの記事でしょう。

 

イベントのCEOや業界内の人々が彼の「神対応」に感謝と尊敬の意を示しています。

 

予想外のハプニングであると同時に、巻き込まれた張本人は感情的になることなく淡々と対応しています。

こうした場合に、「彼は神対応をした」ということができます。

 

アメリカ人に「神対応」についての表現を聞いたところ、英語にもいくつかの例があるので、一つずつ解説していきます。

 

“He responded with style.”
「彼は品のある行動をした」
※ ”Style”とありますが、これは直訳した「スタイル」ではなく「流々とした」、「カッコよく」という意味があります。「その人流に」という表現にもなるので個性を強調したいときに使える言葉です。

 

“She conducted herself gracefully.”
「彼女は余裕のある反応を見せた」
※ ”graceful”は「優美な」、「優雅な」が直訳になりますが、翻訳は一歩踏み込んで「(ハプニングに対し)余裕があるから優美」という表現をするとより自然になります。

 

“That was a witty way to handle the situation.”
「機転を利かせて状況を乗り切った」
※ ”Witty”はよく使われる表現で、そのまま「機転の利いた」という意味になります。神対応と呼ばれるまで一般の人にはなかなかできないであろうリアクションをしているので、ここでも自然な表現となります。

 

“They dealt with the happening with poise.”
「ハプニングに対して落ち着いた態度を保った」
※ ここで出てくる”deal with”は「対応する」に該当します。”Poise”は「落ち着いた」、「取り乱した様子のない」という意味です。

 

上記の表現は主にメディアなどで使うセミフォーマルなものとなりますが、日常会話でも十分使いまわすことが可能です。

 

”Awesome”や”cool”も使えなくはないですが、子供の語彙力レベルになってしまうのでよっぽどカジュアルな状況や、仲のいい友人と一緒の時でない限り使うのはおすすめしません。

 

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塩対応を英語でいうには【ネイティブ表現】

 

ここからが塩対応を英語でいうにはどうしたらいいか、例文を出していきます。

 

ネットで今あるのはどことなく直訳感のあるぎこちない例しかでていないので、予想外のハプニングに対してパニクってしまったり、そっけない態度や嫌悪、憎悪をうっかり出してしまった人に「塩対応してしまったね」と英語でいう方法です。

 

メディアでも「この時ハリウッドの〇〇は塩対応をしました」という表現の数々、是非マスターしてくださいませ。

 

“He did NOT take that well at all.”
「うっわ、なんていう塩対応…」
※ ここは”not”を強調して口に出します。また、文面でもあえて言葉を大文字にすることにより解説者がどういう風に言葉を言ったかが英語ではわかります。

 

“Looks like that was unwelcoming for her.”
「彼女は冷たく塩対応をしました。」
※ これはハプニングからちょっと距離を取って客観的に塩対応の様子を伝えています。ここの”unwelcoming”がハプニングに対する対応を形容しているので、「塩対応」と訳すことができるのです。

 

“Looks like he just lost it.”
「塩対応以上に、キレちゃったね。」
※ ”Lose it”のitは特に何かを指しているのではなく、二つの言葉を合わせて「キレる」という意味になります。ここではキレた反応をしていることから、そうとうな「塩対応」であったことが伺うことができます。

 

“That was just cold.”
「これ以上ない冷徹な塩対応…」
※ これは上記のフレーズを言っている人でさえ驚いて引くほどの塩対応だったみたいです。”Just cold”は文字通り「冷たい以外にない」という意味になるので、このフレーズでかなりの塩対応であることを表現することができます。

 

塩対応を英語でなんて言うか、ネイティブが使う表現の数々を紹介しました。

 

日常会話でも使えるものばかりなので、覚えてしまいましょう!

Salty(「しょっぱい」)はネットスラングで実況者がよく使う

 

英語の「塩対応」には実はスラングがあります。

 

もちろんフォーマルな場面やビジネスシーンで使うことはご法度ですが、友人間やゲーム・イベントの実況をしているときにチャット内で迷惑をかけている個人に語りかけるように付けうことが可能です。

 

実際にTwitchやYoutubeなどで海外のストリーマーを見てみると、迷惑行為を繰り返しているユーザーをバンする直前に「おまえ、何でそんなことしてるの?」と一言かける際に使われる単語があります。

 

それが“salty”という表現です。

 

文字通りの「しょっぱい」という表現をするだけでOKなんだね。

海外実況者が良く使う表現を紹介します。

 

“Why are you being so salty?”
「何でそんなに不機嫌なの?」
※ チャットなどで一人ヘイトをまき散らしている人がいると、実況者が秩序を保つ(?)ために、その人に警告をします。この表現はカジュアル英会話となるので、ビジネスシーンでは決して使われないので注意しましょう。

 

“A salty attitude.”
「ふてくされた態度」
※ 言葉の通り「塩っぽい態度」となりますが、「ふてくされた」、あるいは「機嫌が悪い」と訳すのがベストです。”Salty”というのが実際に味覚で「しょっぱい」を示さない限りはスラングとなるので、この表現も友人間のみに留めておくように。

 

スラングですがネット限定ではないので、機会があれば実践してみましょう。

 

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まとめ【英語でなんていう】神対応と塩対応をネイティブが表現

この記事では神対応と塩対応は英語でなんていうかをネイティブの人がまとめた表現方法を紹介、解説してきました。

 

様々なメディアのプラットフォームが登場する中、日々「神対応」、「塩対応」をより目にする機会が増えてきます。

 

ユーチューブなどでは大きなイベントで起こったハプニングは必ずと言っていい程インフルエンサーが分析するので、コメント欄に思い切って書き込んでみるのも良い練習になります。

 

是非これらの英語での神対応・塩対応を活用してみてください!

 

 

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