ノーティードッグ炎上!ラスアス2のGOTY受賞は不正と批判殺到

 

10日に2020年内に発売されたゲームを対象とした「ゲーム・アワード」がアメリカで開催され、GOTY(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)に「ラスト・オブ・アス2」が選ばれてネット上で賛否両論の嵐が起こり、炎上を起こしています

 

2020年の前半に7年の時を経てラスアス(ラストオブアスの略)の続編が発売され、世界中のファンに後味の悪いエンディングを贈り、「これも終わりの一つ」と納得するゲーマーと「7年待ったのにこのクソゲーは何だ?!」と批判するプレイヤーとの2つに分かれました。

 

「今年最高のゲーム」ならば、そもそもなぜ結果が炎上するのか?と矛盾する現象が起きています。

 

この記事ではなぜラスアス2がGOTYに受賞され、結果が炎上しているのかと、実際の投票システムやディレクターであるニール・ドラックマンが不正を見て見ぬふりをした事実について紹介していきます。

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ノーティードッグ炎上!ラスアス2のディレクターが不正を呼びかけ

ラストオブアス2はジョイスティックアワードでもいくつも賞を受賞していますが、その頃から純粋なファンによる投票ではなく、政治的な要因の存在をゲームのファンは誰もが感じていました

 

第一作目のラストオブアスやアンチャーテッドのディレクターを手掛けたニール・ドラックマン氏はこの度のラスアス2のシナリオクリエイターでしたが、ノーティードッグでの功績により世界中にファンがいる第一人者です。

 

そのドラックマン氏が2020年のアワードが決定される前に自身のツイッターでフォロワー達にラスアス2への投票を呼び掛けていました。

ニール・ドラックマンの削除されたツイート

 

問題の不正を助長する内容を含むのは上記のツイート。「ファンのみんな!ラスアス2に投票すればアンチのキーボードが故障するぞ!」という内容のものです。

 

冗談めいたツイートですが、問題はこのツイートに反応しコメントした多くのファンが「複数投票アカウントを作ればラスアス2をサポートできる!」と呼びかけて、ドラックマン氏もそのツイートを放っておきました

 

現在上記のツイートは下記の謝罪文が発表された時と同時に削除されています。

「冗談のつもりだったけど、炎上自体を招いた閉まったことを謝罪し、ツイートを削除します。」と言っています。

 

ドラックマン氏がこれほどラスアス2に力を入れていたのは、ノーティドッグの「共同経営者」として昇格した背景も考慮に入れる必要が出てきます。

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90%がメディアの投票だったのも炎上理由に

(引用:https://thegameawards.com/voting-jury)

 

この度「2020年度最高のゲーム」に選ばれたラスアス2ですが、実は90%が個人プレイヤーではなく大手メディアの投票結果が反映されたのも問題となっています。

 

アメリカだけでもIGN、LAタイムズ、ニュースウィーク、アーステクニカ、PCゲーマーやその他、ヨーロッパではユーロゲーマー、ガーディアン、METRO、ゲーミングバイブルなどの大御所が名を連ねます。

他にもカナダやブラジル、オーストラリアやチリ、中国、デンマーク、フランスなど世界中のゲームメディアが投票者だったのです。

 

日本のメディアも含まれており、「ファミ通」、「電撃」、「4GAMER」、「EAA!」、「GAMESPARK」が参加しました。

ラスアス2は一位にならなければいけなかった理由

大手企業がこの度の受賞に直接関わっていたのには理由があります。

 

現代の社会でも浸透しつつある「社会の多様性」と「LGBT運動」をラスアス2ではゲーム内で取り上げているからです。

 

ゲームの登場人物やストーリーを見ると、人種や個人のセクシュアリティに重点を置いているのが誰でも分かります。(ネタバレを防ぐため、この記事では触れません)

 

しかしこれらの要素があるこそ、ラスアス2をGOTYにしないとこの時代と社会の2つの流れに反発している企業と後に個人やメディアから認識され、攻撃を受けてしまうから批判の多かったラスアス2をゲームオブザイヤーにするしかなかったのです。

 

他の候補として様々なカテゴリーに挙がったゲーム「ファイナルファンタジー7リメイク」、「ゴーストオブツシマ」、「DOOM」、「ハデス」、「バイオハザード3」、「ハーフライフ」等もありますが、ラスアス2程社会が面している問題を取り扱ったものはなく、ファンタジー要素がより強い作品のラインアップとなっています。

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ラスアス2のGOTY受賞は不正と批判殺到

  1. ラスアス2のディレクターニール・ドラックマン氏がツイッターで投票の呼びかけ
  2. ドラックマン氏は開発会社ノーティードッグの共同経営者に昇格
  3. 世界中の大企業の投票が90%を占めていた
  4. 時事問題を取り上げる内容を擁護しないといけない空気があった

この3つの要素がこの度の「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」賞の背景にあり、ファンの過半数以上が期待外れで嫌いになったラスアス2が受賞する結果となったのでした。

 

「ゲーマーの声を反映していない」というのがこの度の最大の批判で、ラスアス2が1位になったのは今も世界中のネットで炎上している状態です。

 

ちなみに残りの10%、ゲーマーたち個人が投票して1位になったのは「ゴーストオブツシマ」でした。

しかしメディアは「このゲームが1位になると日本人に対しての差別になる」という理由で、この投票結果は公開されない事となりました。日本でも評価が高く大人気のゲームだっただけに、何も賞を得ることが無かったのが非常に残念です。

ラスアス2のストーリーはロストの完全コピー

 

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ラスアス2のストーリーは世界中で「最低」と批判されていますが、それは超人気海外ドラマ「ロスト」のストーリー運びを完全にコピーしたものだからという声が多数です。

 

ロストのディレクターとストーリー担当はJ.J.エイブラムス氏ですが、ロストファンはラスアス2のストーリー構成(キャラクターの過去に遡ったりする流)が「完全コピー」だといち早く気づきました。
またエンディングについてはキアヌ・リーブス主演の「ハートブルー(英語タイトル:Point Break)」を見事に劣悪に再現したものだとの指摘もあります。
「ロスト」からアイディアをたくさん使った事をJ.J.エイブラムス氏に伝えるように、ゲーム内ではドラマにも出てくる1シーンが見事に再現されているのが「ロストから借りたよ!」と自分達でも証明するかのように入っています。
ロストファンにとっては「あ、これあのシーンのあのセリフだ!」と嬉しい気付きがある事でしょう。

 

特にエンディングはストーリ―やキャラクターの目的上様々な矛盾を残したままの幕を閉じる形となっていますが、ストーリー構成を知る多くの作家や評論家は主人公の行動が不自然と指摘しています。

 

ラスアス2肯定派は「いや、最後の〇〇は〇〇という意味がある」など多くの解釈や憶測がネット上で溢れていますが、スティーブン・キングの名言で下記があります。

解析や分析が必要なストーリーは、その時点で良いものではない

ノーティードッグ炎上!ラスアス2の不正に批判殺到【まとめ】

10日に2020年に発売された「最良ゲーム」としてラストオブアス2が受賞しました。

 

ストーリー構成が既存の有名ドラマの完全コピーなのと、社会的背景を取り入れたこその受賞、投票したのはゲーマーではなくメディアだという要因がこの度の選出で世界的に炎上を起こしています。

 

ニール・ドラックマン氏は自身の作品への投票を促したことや、今後はラスアスシリーズの開発会社ノーティードッグの経営を踏まえ、今後どのようなゲームを展開していくのか、また酷評を受けたラスアス2のあと、どこまでファンがついていくのかが注目する点となっていきます。

 

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