ミミズクやフクロウを飼うのに必要な許可や資格

 

欲しいペットのランキングトップは犬や猫ですね。

でもちょっと変わったペットが欲しいという

人も年々増えていっています。

 

減にハリネズミカフェやインコカフェ、

ウサギカフェなどが都内を中心に流行っています。

 

カフェでも人気者の、

ミミズクやフクロウも「ペットとして欲しい」

動物の中に挙げられる一つです。

 

この記事では彼らを飼いたい場合、

特別な手続きが必要なのか、資格はいるのかなどの

飼い主となるのに必要な情報をご紹介します。

 

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フクロウ・ミミズクを飼うのに必要なもの

 

まずフクロウとミミズクは猛禽類(もうきんるい)という

鋭く大きな爪とくちばしを持ち、動物の肉を食べる鳥の

グループに属します。

 

猛禽類には、他にワシ、タカなどがいます。

 

そのフクロウとミミズクですが、何が違うかというと

ミミズクには羽角(うかく)と呼ばれる羽が頭についています

 

羽角は頭の上、左右に1つずつあるので、耳のように見えますが、

羽であり、特に何かの機能があるわけではないようです。

実際には今のところわからないだけなので、

もしかしたら今後何らかの機能が発見されるかもしれません。

 

ミミズクとフクロウの違いは、この羽角の有無だけです。

 

ちなみにミミズクの仲間ですが、

名称の最後にズクとつくものが多いです。

例えば、コノハズクやワシミミズクなどになります。

 

さて、ミミズクとフクロウを飼うのに許可や資格が

必要なのか、という疑問についてですが、

答えは「何も必要ありません」です。

 

他の一般的なペットと同じく、

ペットショップなどでお金を払うだけです。

 

珍しいペットとしてあまり普及していないので

値段は犬や猫よりもはるかに高くなる場合が多いですが、

野生のものを捕まえるのは禁止されていますのでご注意を

 

猛禽類をペットにする時の注意点

 

猛禽類のフクロウやミミズクを飼うということは、

犬や猫を飼うのとはかなり違ってきます。

 

まず猛禽類の食事は動物の肉です。

 

肉といってもスーパーにあるようなブロック肉ではなく、

ねずみやひよこ、うずらなどになります。

 

 

日々の食事は飼い主さんにとっては

とても手間のかかるものです。

 

例えば、ねずみですと皮をはいで、

内臓を取り除き、一回分の食事量にカットし、

フクロウやミミズクの前におく、という感じです。

 

おそらくこの時点で飼うのは無理、と思われる方も

かなりいるのではないでしょうか。

 

なお、内臓処理済みのものもあるようですが、

犬や猫にあげる餌よりハードルが高いのは変わりません。

 

ねずみなど少し大きい動物だと、

飼い主側で切ってあげる場合が多いようですが、

そうするとフクロウやミミズクのくちばしに

何の摩擦や負担がかかることが無いので

過剰に伸びてしまう場合もあります。

 

摩擦や負担といっても有害なものではなく、

食事の時に餌入れや餌自体とくちばしがこすれるので、

それによってくちばしがすり減る仕組みです。

 

これがどこまでくちばしの伸び具合を調整するきっかけに

なるのかはわかりません。

 

くちばしが過剰に伸びてしまうのは

インコ等の鳥類で見られるものなので、

鳥類・げっ歯類専門の医者に見せると

適度な長さに切ったり削ってくれます

 

こうした猛禽類独特のケアや注意点は

購入するペットショップで確認するのがベストです。

 

他のことも含めてトータルでアドバイスをもらえるので、

食事方法だけ別のところで得た知識を取り入れるというのは

食事以外のところで問題が起こるかもしれません。

 

いずれにせよ、爪やくちばしは野生環境ではないので、

伸びてしまうことは避けられないので

定期的に鳥類専門の担当医に見せる事が必要となります。

 

調べれば飼い主が削る、切るなどできるかもしれませんが、

フクロウやミミズクを販売しているペットショップなどで

やってもらうことが可能なので、プロに任せた方が安心です。

 

爪やくちばしにも血管や神経が通っていて、

それらをきちんと見極めてやらなければいけないし、

慣れない手つきでは鳥のストレスになるかもしれません。

 

フクロウやミミズクの飼育環境を整えよう

 

止まり木などの住環境はどうしたら良いのか説明します。

 

フクロウ、ミミズクを飼う際に2通りの環境が考えられます。

 

  • 部屋の中で放し飼い
  • ケージ(柵)で飼う方法

 

彼らはほとんどの時間を止まり木の上で過ごすので

どちらにしても止まり木は用意が必須です、。

 

彼らにとって

ストレスが少ないのは自由に飛び回れる放し飼いです。

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この場合当たり前ですが部屋中でフンをしますし、

またフクロウ・ミミズク共に体から筆毛の粉を大量に落とすので、

部屋の掃除がかなり大変です。

 

ハウスダストやアレルギー体質を持つ人は特に、

人間と同じ部屋に住むのは厳しいかもしれません

 

ケージの場合掃除は楽ですが、活動範囲が狭まり

それだけでフクロウ・ミミズクにストレスを

与えてしまう可能性があります。

 

定期的に外に出してやる必要があり(放鳥)、

その際に首輪の代わりにフクロウ用の足につける

リードがあるので、そちらをつけてから出してあげましょう

 

リードを付けないとケージにもどす時に

より時間がかかってしまうからです。

 

 

猛禽類は翼を広げると思ったよりも大きいので、

彼らが翼を広げてストレッチする時

ケージが小さいと当たってしまいます。

 

選んだ種類にもよりますが、

かなり大きめのケージを用意する必要があります。

 

フクロウを販売するペットショップには

猛禽類専用のケージも販売しているかどうか、

実際に飼い始める前に問い合わせしておきましょう。

 

フクロウやミミズクを飼うと起きうるトラブル

 

フクロウやミミズクはご存じの通り夜行性です。

 

夜に大きな声で泣く可能性があり、

その小さな体からは信じられない程

とてつもない音量です。

 

ご近所トラブルになる可能性があるので、

飼う前にこのことは認識しておく必要があります。

 

またフクロウやミミズクを連れて行ける病院は少ないので、

通院できる方法があるのか事前に確認しておくのも重要です。

 

自家用車がない場合はペットタクシーを利用するなど、

あらかじめシミュレーションをしておくべきです。

 

飼い主としての心構えや正しい知識を学んだうえで

人間と猛禽類お互いに楽しく暮らせるようにしましょう。

 

まとめ

 

フクロウやミミズクを飼うのに、許可や資格は必要ありません。

 

ただし餌をやるのにねずみやうずらの解体が必要なこと、

猛禽類が病気になった時に通える病院が少ないこと、

巨大なケージや頑丈な止まり木が必要なことなど

飼育するハードルは犬や猫に比べて高いです。

 

夜行性のペットを飼ったことが無い人は

最初戸惑うかもしれません。

 

フクロウやミミズクを取り扱うお店で、

特にデメリット面をしっかりと聞いて、

それでも問題なく飼育できるかどうか見極めるのも

飼い主の責任です。

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