【早生まれの子の理想の育て方】両親の方針次第で不利や悩みなくなる

 

同じクラスに一人や二人、「早生まれ」の友達が小さい頃いませんでしたか?

 

早生まれとは1月1日から4月1日に生まれた子の事を指し、この子達が初めて世の中に出る幼稚園や小学校ではその前の年の4月2日から生まれた子達と同じクラスになります。

つまり同学年でも1年という大きなギャップを持って社会生活にデビューすることになるのです。

 

子供を欲する両親は「早生まれは損か得か?」と計画して妊活する夫婦もいるほど。

 

しかし最近の研究ではこの「早生まれ」の子達は両親の教育方針や育て方一つで大人まで不利になる場合が非常に多いと発表しました。

 

この記事では早生まれの子はどう能力的に不利になるのか、また早生まれの子供の理想的な育て方を紹介していきます。

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早生まれの子はいつまで不利?育て方次第で成人後も能力に影響

 

早生まれの子は保育園デビューする時から同学年の子よりも身体が小さく、1年分に培われるであろう能力の差が親の目にも歴然と見えてしまいがちです。多くの両親がこれを悩みとしてしまいます。

 

そこで多くの両親は何とか我が子の遅れや他の子との差を縮めようと特に幼稚園、小学校と子供の発育がハッキリと現れる時期は早生れの子の能力を伸ばそうと悩み焦ってしまい、学力やIQという数値で結果が見える分野を鍛えるのに力を入れます

 

しかし実はこれこそが早生れの子が生涯にわたってハンデとなってしまう育て方に他ならない事が研究で判明しました。

 

労働経済学を専門とする東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授が発表した論文では、「小学校の終わり頃の幼少期の最後からはそれほど差は目立たなくなるが、早生れの子の育て方によっては大人になった後も所得格差となってハンデになる」と発表しています。

 

「早生まれの不利は、高校入試にもあらわれています。3月生まれと4月生まれで入学した高校の偏差値を比べると4.5も違います。大学の進学率も早生まれのほうが低く、これは日本に限らず、アメリカやカナダでも同じ傾向があります。さらに早生まれの不利は大人になっても消えず、早生まれの人は30〜34歳の所得が4%低くなるという研究報告が出ています」

(引用:https://www.news-postseven.com/archives/20200818_1586893.html?DETAIL)

 

早生れの子がいつまで不利なのかは、単に幼少期だけではないのは両親にとってはショックな事実かもしれませんが、お子さんの育て方でこのギャップを無くすこともできると教授は語ります。

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早生まれの子の理想の育て方は両親の理解次第!悩み0でOK

 

数値化されることで理解できるのが「認知能力」と言い、主に学力やIQテストなどを指します。その逆に「非認知能力」はモラル・社会性・情緒など目に見えなくとも社会生活では必須とされる分野を言います。

 

統計的に見ると社会的に成功をおさめるのはこの「非認知能力」が高い例が非常に多いとされ、この能力が低いと犯罪を犯したり収入が少なかったり、何よりも大きいのは友達や教師たちと良好な対人関係を築けなく、人と関わるのが苦手なまま大人になってしまうのです。

 

早生れの子を持つ両親は何とか学力の遅が悩みとなり何とか取り戻そうと勉強や熟に子供を通わせますが、これが逆効果になり、社交性が少ない大人に育ってしまう傾向を作りだしてしまう結果になるのです。

 

それを踏まえ早生れの子の将来を考え、学校であまり時間を割かない外遊びや友人同士で出かけたり、一緒にスポーツをしたりと表の世界に可能な限り触れさせることが特に幼少期では重要となってくるのです。

 

短い目で見るとたしかに幼稚園・小学校では成績は他の子や平均よりは劣る悩みはあるかもしれませんが、それ以上に早生れの子が大人になったときにいかに人生を過ごしやすくしてあげるかを見据えて感受性・社交性が養われる場や活動を経験させてあげるのが良いことが分かりました

 

早生れの子が公園デビューしたり、幼稚園でのイベントや活動に参加するのに億劫になっている場合は、両親は彼らと一緒に参加したり他の子に声をかけたりとサポートしてあげると良いでしょう。

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早生まれの子の理想の育て方、不利・悩みが無くなる方針のまとめ

早生れの子は育て方を間違えると将来は不利になってしまう研究結果が発表されました。

 

しかし同時に幼少期に彼らとどう接し、非認知能力を育てていってあげるかが重要であることも判明したので、早生れの子を持つ両親は学力や能力の不利に焦らず、長い目で見て育ててあげることが必要となります。

 

早生れの子は「子ども扱いされる」、「みんなと違って19歳で成人式に出ることになる」、「運転免許をみんなと一緒に取れない」など何かと損で不利な思いをしていますが、それら以上に育て方一つで将来の傾向が決まってしまうので、この知識が広く早生れの子を持つご両親に広まり、地域でも彼らが羽を伸ばして他の事遊べる場を作っていくことが今後の課題となるでしょう。

 

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