供血犬とは【読み方や献血の条件】お礼は犬が喜ぶものがベスト

 

人間の献血と同じく、犬や猫にも輸血が必要になる場面が実は多々あります。

 

日本ではまだ供血犬や供血猫のドナーバンクの制度が西洋ほど整っていませんが、ペットを飼う人が増加するにつれその需要も高まってきます。実際献血用の血が全く足りていないのがペット病院での現状なのです。

 

この記事では供血犬について詳しくお伝えしていき、もし輸血させてもらったワンちゃんがいるならばお礼として何が喜ばれるかも解説していきます。

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供血犬とは【どういう読み方か】

 

供血犬の読み方は「きょうけつけん」となります。

(供血猫の場合は「きょうけつねこ」との読み方が主流です)

 

輸血ドナーバンク制度が整っていないために、上記の動画の12歳の「シロ」ちゃんのように劣悪な環境で採決するためだけに生かされてきた犬も明るみに出ないところでたくさんいます。シロちゃんのケースは犬や猫を扱う病院が患者として運ばれてくる犬に輸血目的で独自で飼い殺しされていたのです。

 

もし自分の愛犬が不幸にも輸血が必要になる状態がやってきたときに、きちんと献血を受けることができるかどうかは犬の場合難しくなります。

 

なぜならA, B, AB型の3つしか血液型が無い猫と違い、犬の場合は血液型が13種もあるからです。

この数を収集し、いつでも輸血できる状態として保管するだけでもかなりの整備や制度が必要になってきます。

 

しかし上記のシロちゃんの例のように今の日本にはきちんとした設備が殆ど無いため供血犬を迎えることができないでいるのです。

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献血やドナーになれる供血犬の条件

日本でペットの数が増えるにつれ切実にドナーバンクが必須になってきていますが、全く需要に対し必要な分の血が供給されていないのが現状です。

 

しかしどの犬・猫でも献血できるわけではなく、日本の獣医師会・日本動物高度医療センターで決められている一定の条件を満たさないといけません

 

日本動物高度医療センターが指定している供血犬となれる条件は下記となります。

満1~8歳の間の歳

体重15キロ以上

狂犬病予防接種、混合ワクチン接種およびフィラリア予防が毎年されている健康な犬

麻酔をかけなくても採決可能な温厚な性格の持ち主

(引用:https://www.jarmec.co.jp/bloodbank/)

 

日本全国でも犬が献血できるこの動物高度医療センターは川崎、東京、名古屋の3か所しかありません

 

輸血バンクや犬・猫が献血できるクリニックや動物病院が増えてくれるといいのですが、今の日本の段階は冒頭のシロちゃんのように病院からひどい扱いを受ける状態です。

欧米でもやっと数年前から供血犬や供血猫が献血できるシステムやクリニックを普及させており、実際に愛犬を連れて行っている人達も知人・友人の他公園で合う人々にこの制度を広めている段階になります。

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供血犬へのお礼は犬の為になるものが最適

動物専門病院を介して自分の愛犬への輸血として使われた犬が分かる場合は、相手の飼い主さんが迷惑でなければお礼の意思を伝えると非常に喜ばれます

 

欧米ではドナーバンクとなるクリニックで供血した犬には「供血しました!」というバンダナや赤血球を生み出すための食事、また犬が自由に好きなおもちゃを一つ選んで持ち帰ることができる場所が多く、非常に犬の立場を考えて運営されています。

 

ただ病院では供血犬となった個体のデータは守秘されている場合が多いため、直接お礼をすることは難しい可能性が高いです。

 

最も今の世の中の為になる恩返しは、犬や猫でも供血犬として献血が可能であることや健康な個体としてボランティアで献血できる場所の情報を拡散し、より彼らのためにも医療制度が整った制度を作り出す事になるでしょう。

供血犬とは【読み方や条件、お礼について】まとめ

供血犬は「きょうけつけん」という読み方で、実際に献血できるための条件が日本動物高度医療センターにより指定されています。

 

犬の血液型は13種類もあるので、需要が非常に高く輸血する状態に保つのにも充実した設備やシステムが必要になってきます。

 

もし自分の愛犬が動物病院を介して輸血を受け、お礼がしたい場合は犬の気持ちに沿い感謝の気持ちを込めワンちゃんの健康に良いドッグフードや好きなおもちゃを買い与えてあげるのが欧米ではベストと言われています。

 

自分の愛犬がいつ輸血が必要になるか分からないため、飼い主さんは供血犬や献血の制度について情報を共有・拡散して全国のペットオーナーで今後システムをどんどん改善していけるようにすることも重要です。

 

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