リモートワークやペーパーレスの時代になり、シャチハタ、印鑑を含むハンコが廃止されるようになりました。
もともと捺印は日本独特の文化の一つでもありますが、今後は電子端末や契約書へペンでサインするようになっていきます。ハンコや印鑑は保管にも気を使う貴重品なので心配元が一つ減ったと喜ぶ人もいる反面、ハンコ廃止に反対の人もいます。
この記事ではハンコが廃止されることにより今後私達の生活にどのような変化が起こるのか、また従来公式文書や契約書に使われていた日付入りの印鑑や訂正印はどうなるのかについて紹介していきます。
スポンサーリンク
【脱ハンコ、今後は電子端末へのサインが急増】訂正印や日付も記入へ
家にいると宅配便などを受け取る時に必要なのがハンコでした。しかし最近は捺印個所に苗字をペンでサインするだけでも良い業者が殆どになり、印鑑が日常で登場することも少なくなってきました。
脱ハンコ後は上記のように紙の捺印個所にペンでサインするか、タブレットなどの電子端末に専門のペン型のマーカーで名前を記入するようになります。店頭でクレジットカードを使って買い物をした時に、レジの机に設置されている端末にペンの形をしたものでサインをしたことがある人も多いのではないでしょうか。
日常生活の上ではあまり脱ハンコ・ハンコ廃止は影響しないように見えますが、社会では今でもハンコが最も効率が良いツールなのです。
さらに社内では稟議書を回す場合は役員名といつ捺印したのかを表す日付もハンコと一緒になっています。1日に契約書や稟議書、回覧文書を確認する度に名前とチェックした日付を手書きでいちいち書くのはハンコを押すよりも手間がかかってしまうのです。
電子署名や電子契約、電子認証など新しいシステムを導入して社員全員が使いこなせるまでには時間がかかる事でしょう。
スポンサーリンク
【脱ハンコの後にサインが急増】手間となりすましリスクについて
View this post on Instagram
脱ハンコ後のサイン認証システムに切り替わった直後ははなりすまし詐欺が増えてしまう事が予想されます。
特に電子端末に名前を記入する時は、ただでさえ上手くペンを読み取ってくれなく本人でも驚くほど字が汚いまま受領されてしまうので、筆跡は全く関係なくなってしまいます。同じ日本語、同じ漢字ならば誰でも当人になりすましができてしまうのです。
なりすましリスクに対抗するためには脱ハンコ後に電子端末にサインする場合は必ず身分証明書との照らし合わせで本人確認をする必要が出てきます。運転免許証などにも本人が書いたオリジナルのサインが見ることができるよう、クレジットカードのように筆跡を確認できる方法があれば便利です。
ハンコという貴重品を持たなくて良くなったものの、なりすましで電子端末へのサインをしたり、本人確認を行うなどの手間が出てきてしまうのです。
スポンサーリンク
【脱ハンコ、今後はサインが急増】訂正印や日付記入の手間のまとめ
印鑑廃止、脱ハンコはリモートワークやペーパーレスの時代には避けることができない時代の流れの一つとなりました。
ただなりすまし詐欺へのリスク対策や訂正印の代わりといった新しい様式も同時に必要となります。
企業では契約書や稟議書の確認済みの印として日付入りのはんこを使ってきましたが、コンビニでも公共料金の支払いなどでも日付が記載されることは重要です。
はんこの代わりとなるサインも電子端末での入力や筆跡をまねてしまう事ではんこ・印鑑を使っていた時以上になりすましリスクが高くなってしまうので、その点も対策が必要になってきます。
日本が完全に脱ハンコ・印鑑離れをするまでにはまだ時間があるかもしれません。
スポンサーリンク