頭強打した後の頭痛に注意!脳内出血の可能性も

みなさんは頭強打したとき、頭痛やめまい、吐き気などの症状が

出たことはありますか?

 

私の家では小さいときから「頭を打ったらすぐ病院に行け!」

と言い続けられてきました。

 

小さい頃は「頭をぶつけただけなのに何故?」と不思議でしたが、

大人になって頭を打った後に来る頭痛が

意味するものを知ると

そのくらい頭を打つことは

危険なことだと思い知ったのです。

 

特に小さい子供は転んで頭を打ったり、

遊具から落ちて頭を打ったりと

大人以上に頭に衝撃を受けることが多いと思います。

そんなとき、お母さんはパニックになってしまうものです。

 

お年寄りも転倒して頭強打という話はよく耳にします。

 

パニックになることなく頭を強打した時、またその後

何かの症状が出たらどうすればいいか

この記事で詳しく説明していきます。

 

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頭痛の症状 危険な頭痛のパターン

 

「たんこぶがでたら大丈夫」と耳にしたことがあるかもしれませんが、

これは決して信じてはいけません。

 

特に側頭部のたんこぶには注意が必要です。

なぜかというと、頭の骨の中で一番柔らかい部分になっているからです。

 

人間は前を向いて歩くのでいざという時きちんとガードできるように、

前頭部の骨が一番硬くなっています

 

 

 

頭強打したとき、頭が痛くなった経験はありますか?

 

これは実は一過性の脳震盪(のうしんとう)を起こしている状態になります。

 

また頭痛の他に、めまい吐き気などの症状が出ることもあります。

その後症状が強くならなければほとんどの場合心配ありません。

 

しかし、次のような症状がでたらすぐに病院を受診してください。

 

  • 頭痛が悪化した
  • 何回を吐いてしまう
  • けいれんが起きている
  • 手足に力がはいらない(麻痺障害)
  • 呼びかけに反応しない(意識障害)
  • ものが二重にみえる
  • 歩行ができない
  • 記憶がはっきりしない(記憶障害・記憶喪失)
  • 意識がない、眠り込んでしまう
  • パンダのような目になっている

 

これらの症状が出ている場合は、頭蓋内出血

起こしてしまっている可能性があります。

 

頭蓋内出血とは、頭の中が出血している状態です。

 

これは命取りになる出血です。

すぐに症状がでることもありますが、

何日かして初めて症状がでる場合もあります。

 

頭強打した後は1週間前後まで様子をじっくり見て

注意するようにしましょう。

 

 

 

頭強打した後注意したい期間

 

頭を打った直後の24時間は特に注意!

 

上記で説明した、頭蓋内出血がひそんでいるからです。

 

大多数が6時間以内に症状が現れる中、

頭を打った後、元気だった人が急に死亡するという話も耳にします。

 

この殆どが頭蓋内出血が原因です。

 

この時も、速やかに病院を受診すれば助かる命だったかもしれないのです。

救急車を呼んでもいいでしょう。

 

頭を打ってから最低24時間は生活上でも以下は避けましょう。

  • 飲酒
  • 運動
  • 入浴
  • 再度頭を打つこと

安静にすることが一番です。

 

 

子供が頭をうった場合

 

頭強打がストレスになり、

1~2日後に吐き気や嘔吐が止まらない

症状があらわれることがあります。

 

この期間特に水分摂取には気を付けましょう。

 

 

40歳以上の人が頭をうった場合

 

頭強打直後に問題なくても、一ヶ月程度後に

ゆっくりと内出血(慢性硬膜下血腫)を起こすことがあります。

 

食欲不振や元気がなかったり、歩行がうまくできていないなどの

症状が出たら、再度病院を受診するようにしましょう。

 

 

慢性硬膜下血腫とは

 

慢性硬膜下血腫、

もしかしたら聞く名前ではないでしょうか?

 

頭を打った後数週間は一見症状が出ませんが、

1ヶ月~3ヶ月してから

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 麻痺
  • けいれん
  • しびれ
  • 言葉がうまく話せない
  • 認知障害
  • 歩行障害

などが表れてきます。

 

これは、頭を強打したことにより頭蓋骨の内側で脳を包む膜と、

脳の表面との間にゆっくりと血液がたまっていく状態になっているのです。

 

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恐ろしいのは血がゆっくりと溜まっていくため

すぐに症状が出ないことです。

 

脳震盪(のうしんとう)を起こした場合も最低3か月間は

上記の症状が現れるかどうか様子を見るように言われます。

 

 

自分としては「ただ転んで頭を打った」だけかもしれませんが、

思うよりも頭への衝撃は大きい事もあるので

3か月間は体調に注意し、気を配っておきましょう。

 

 

まとめ

 

頭を強打することにより

後に様々な症状が出てくることがあります。

 

その中には24時間で出てくるものもあれば、

最低3か月は注意していないといけないものもあります。

 

軽い脳震盪でも慢性硬膜下血腫が潜んでいるかもしれないので

頭をうったら病院に診察を受けに行く事が重要です。

 

心配な症状が出た場合は速やかに救急車を呼ぶ、再度受診するなど

迅速な行動をとること。

 

そのままにしてしまうと命に係わってしまうからです。

 

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