メルカリ, マスクや消毒液の悪質出品に対応規制【出品禁止処置】

 

個人間の転売場所である「メルカリ」がマスクや消毒液を本来の価格よりもはるかに高額に値段設定し、出品する悪質出品者を規制するために8月から議題を決め、9月末までには公開すると発表しました。

 

マスクや消毒液が店頭から消え、ネット上で十~何百倍の値段で販売される状況が続いたのをきっかけに誰でも気軽に出品できる有名な転売アプリ・サイトが取締り規制を決めていきます。

 

現在はマスク、消毒液、ウェットティッシュ、ハンドジェルなどは全面的に転売禁止となっていますが、手作りやハンドメイドのものは出品されています。

 

この記事ではメルカリの悪質出品者を規制する取り組みとハンドメイドのマスクを購入しようとする利用者が注意したい点を紹介していきます。

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高額マスクや消毒液販売など悪質出品に規制、出品削除

 

マスク不足が続いた3~5月中、何とかネットで購入しようとした人は100均で売られていたはずのマスクやトイレットペーパーが1箱1万円で出品されているのを見た経験がある事でしょう。

 

高齢者や疾患を抱える人、医療関係者など本当に必要とする人々に行きわたらなかった事態を本日やっと深刻視し、今後の為に出品や出品者の規制や制約を取り締まる姿勢を見せたメルカリ。

 

しかし現実はメルカリがこの行動を起こすのに7月末まで野放しにしていた事に怒りを覚える人が多いです。

 

明らかにぼったくりの出品者を見かけて通報してきた消費者も多い中、全く対応されなかったケースがあまりに多いからです。

 

中には通報の方法も知らないユーザーもいたようですが、「いいね」の横にある旗マークを押すことで運営に知らせることができますが、出品が削除されることはありませんでした

 

高額出品を現在まで容認していたばかりか、出品者の契約違反報告・通報をしても何の対応もしてもらえなかったケースも多く、運営の電話問い合わせ先も無く、メールで問い合わせても定型文のような返信が返ってくるだけという放任ぶりを見せていました

 

今でも完全にユーザーの信頼を失っている状態で、今後メルカリがどういった議題を持ち、ルールを固めていくのかで企業の将来が決まると言っても過言ではない状態になりました。

 

現時点ではメルカリは手作り・ハンドメイドのマスクや消毒液の出品は許可しているものの、高額・悪質出品は次々に削除していく方針・規制を取っています

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メルカリ、悪質出品対策として外部の有識者と運営で会議を設立

 

メルカリが今後の出品規制を設定するにあたり、運営だけでなく外部の有識者も含め会議を設立すると発表しました。

 

「有識者」に含まれるのは以下のメンバー。 ↓

座長は企業倫理学を専門とする、慶應義塾大学商学部の梅津光弘准教授が務める。他に国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授や経済学、ESG(環境、社会、ガバナンス)などの外部有識者7人と、メルカリから田面木宏尚氏(取締役メルカリジャパンCEO)をはじめ複数人が有識者会議に参加する。

(引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7ca0f479a4660766c939b0d24d427f114f40a8)

誰もが安心して利用できるマーケットプレイスの設立を目標とする内容を発表しています。

 

しかし利用者の間では、外部関係なくメルカリが直接利用者をサポートできる運営体制自体を変えないと意味がないとの意見が多数

 

マスク、消毒液、ウェットティッシュの高額出品する悪質出品者への規制や出品額により出品禁止処置をするよりも、そのような出品者をユーザーが発見したり、購入した商品が送られてこないなどのトラブルに遭った時に即対応してもらえるカスタマーサービスを徹底するのが求められています。

 

実際にアマゾンや楽天、イーベイやバイマ、Qoo10など誰でもストアや店を登録できる通販サイトでは悪い評価を消費者から受けたらすぐに新しいアカウントで出店し、同じ詐欺まがいの行為を繰り返す悪質な出品者が後を絶ちません。

 

アマゾンでは従業員とAIを使い悪質な出品を毎週1,000万件削除していると発表していますが、実際は私達が安心して購入できる状態からははるかに遠い、永遠に終わらないいたちごっこ状態

 

「とりあえず企業として対策を立てようとするから」という私達利用者の安全よりもメルカリは保身のためにこの度の有識者会議を設立する旨を発表したというイメージを拭うのは難しいでしょう。

 

安心してオンライン通販で物を買う方法

それでも今外に出て物を買うよりもネット通販を利用した方が便利な生活を送る人がたくさんいます。

こちらの記事では後半に「安全にオンラインで買い物をできる方法」を説明しているので、安心してオンライン通販をする方法をチェックして下さい。

 

Qoo10で買うコスメは偽物に注意!人気韓国コスメの見分け方を紹介

 

Qoo10や偽物コスメの見分け方を説明していますが、悪質出品者を避ける方法も書いてあるので是非チェック!

 

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まとめ

メルカリはマスクや消毒液の高額・悪質出品に対応するために外部の有識者と共に規制を作るための会議を設立しました。

 

現在は転売ではなく、「ハンドメイド」「手作り」のマスクや消毒液のみ出品されている状態ですが、はたしてそれらの商品が本当に転売でないのかの真偽を確かめる術は購入者には残念ながらありません

 

まずはメルカリの運営形態、カスタマーサービスの大幅な改善をしてくれるよう願うばかりです。

 

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